苔のライフサイクル④

蒴から胞子を飛ばす
蒴の中の胞子が成熟すると、蒴は胞子を飛ばしますが、胞子の飛ばし方は苔により異なります。
蘚類の多くは蒴にある蓋が外れ、蒴歯(さくし)と呼ばれる歯状構造の部分を開閉させて中の胞子を風に乗せて飛ばします。
苔類とツノゴケ類の多くは、蒴が裂けて中の胞子を放出します。
胞子を一緒に弾歯(だんし)と呼ばれるバネ上の糸を出し、弾歯が乾燥で弾けた勢いで胞子を遠くに飛ばします。

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